詩に書かれた詩/番田 
 

いつも思い浮かぶのは遠くにある街だ
帰り道を探していた気がする 僕は
見えるものに何だと思わされた
いること自体が わからなかった 君が


時折 何だろうと思う
壊された瞬間がある
今は本を手にして 
感じているのだ まさにそれを


自分であることは 自分の
遠くにあるものなのか
わからないからこそ
時の中で見ていた 心を


僕はどこにもいない 
君の眠りに落ちていく
何ですらもない部屋では
風景など目には見えない 


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