フ・ユア・カリィ/なけま、たへるよんう゛くを
 


 冬の夜歩き 意味在りき
 寒度と此処ろが包み合う

 水気が優雅に風に乗る
 殻だの芯から風に成る

 歩きを進めてひた歩む
 進んで歩いてなお進む





 にわかに街はしんとする


 しんしん雪が降り積もる





  流石にそれは物語り 
 聖夜に夢路を行くばかり

 最後に八百屋の角曲がり
   彩り緑の星飾り  


冷気締め出しストーブ浴びて
  僕の嫌いな冬明かり


  …とはいえあたたかい
戻る   Point(1)