14年前/コバーン
納得はしない
納得する問題はない
走馬灯のように
旅の思い出が映える
仲間がいた
今はいない
逃げるように生きた
生きるためには逃げざるおえない
レコードを回転させる
唄は選べなかった
いまでもこのころのことを思い出す
無理に広げようとしていたが
何も広がることはなかった
喉の痛みは絶えない
心に平穏のある日はない
学びも
懐の甘さも
何もかもお前に投げつけて
周りのせいにして
悪者を演じて
生きるために飲んで
終わらない頭痛を抱えた
得意なこともなく
特異でありたいがそれでいて世間とコミットしたい
続く波に反して
貴女への思いは到達地点を探すことはなかった
許してほしい
が許すのはただ一人自分の中のもう一人の人生だけだ
今でも思い出すが
何も変わることはない
許してほしい
が許されることはない
それが人生だからだ
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