twitter/葉leaf
労働など土に比べたら動きに過ぎない 土など大気に比べたら固体に過ぎない 大気など未来に比べたら現在に過ぎない そのような現在の中で労働は時間の痕跡を作り 同一であるために費やされる非同一的なものの為に 人間の肉体は限りなく分泌されていき いつの間にか土の中に染み込んでしまうだろう
冬の冷たい光が薬品のように流れていくとき 土にスコップを差し込んで樹を植える 過去がこんな風に遺失されましたよ 忘却の証のように樹を植える 樹は真夏の澄んだ太陽のもと この光のようにつめたい葉を茂らせ つめたい実を生らせるのだ 斜めの大気を浴びながら どこまでもまっすぐ伸びていけ
秋と冬の間に放たれて 名前の
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)