クリスマスの悪/黒髪
 
からかいが善になれと夢見て眠った
心がほしいと思う人の柔らかい心はクリスマスベルの響きのよう
リンゴンリンゴン金色の
何一つ手に入らなかったし誰一人認めることが出来なかった
弱気な心をロックさせて
悪ほどの忌まわしさをロックして
吐き気をもよおされるから
許すことの出来ない悪辣さを何とか潰れてしまえと願うばかり
あなたは慌てものだからきっと誤解するだろう
そこから始めることも怖くない

悪を憎んでいればきっといつか気づくだろうと
心が傷んでうずいてる
人を憎んで罪を憎まずといいたいほどに疲れてる
何一つ思うことなく沈んでいく沼の底
ハイテンション?
ずっとあなたと一緒にやってきて
何か過ちが頭を覆って
不快な気分を吹き飛ばされたばかりの頭は
温かな過ちというやましさに溶けてく

何一つ自分では決められないクリスマスの日の
何一つ自分で捕まえられないクリスマスの日の
たった一つつぶやいた「お母さん」
それだけの生き方
一人にならなければいけない最後のセリフ
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