武蔵小杉の乗り換えの時/
番田
ここはどこなんだ
この駅弁を買って
慣れ親しんだ色に見える
あの階段を僕は下りていく
駅の中は冷たい風の中
なぜかと歩き続ける
思いの中から そして
あの日の街に行くのだろう
自分だけなんだと歩き続けることに
疲れている だけど
なぜなのだろう この体が痛むのは
確かなものを探して歩く きっと
どこかへと 手招きして 遠ざかる
いつも死んだ思いの時の中で
不思議な 歩くこと自体の視界
霧のようだったからさ
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