冬の朝のぼんやり/
いねむり猫
地中に戻ることを忘れた青虫に
出会えることもあるらしい
小鳥たちに幸運を
鳥たちが空に跳ねて 警戒の声を上げる
わが家の猫の友達が 忍び足で訪ねてきた
窓越しにじっと見つめ合うだけの付き合いだが、お互いに気に入っているらしい
邪魔をしないように 私も身動きをしない
鼻水をすすりながら まぶしい光に目を閉じる
冬の朝のぼんやりした時間を 窓辺で猫と過ごしている
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