イルミネーションシック/愛心
が降って
君はペアリングの手を絡ませた
僕は顔を背けて 「見ないで」
静かに強く握り締めた
こんなにも寒いから
風景と混じる僕ら 影に溶けて
刻み込むんだ
「ゆっくりでいいよ」
そう笑って君は僕を抱き締めた
暖かな体温
甘い匂いと小さな体
君の顔は赤く染まって
抱き締め返せば 幸せそうに俯く
そんな顔しないで 我慢出来ない
僕のすべてで大切にしてみたいよ
僕のやり方で大事にしてみたいよ
笑って欲しいからずっと笑ってるよ
君も君の為に僕を愛してよ
それなら いいよ なんて
ああ 君は!
これが恋ですか? 神様
これは夢ですか? 神様
いつか消えてしまいますか?
いつか終わってしまいますか?
どうか時を止めて 神様!
どうか覚まさないで 神様!
ロマンチシズムに溢れた今で
盲目の僕らを 塗りつぶしてよ
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