コンヤ/ガンジー
 
街の郊外を走る市内バス、夜のコンヤ郊外。
集合住宅アパートメントはバスの窓際から生活の灯を照らし、
キラキラとガラスが光る。
僕はこの暗い街で100万人の人々が生活するトルコの古都で、
灯りの照らす街を見ながら遠くへ来たんだなと思う。
古くもない新しくもない建物と車の行きかう郊外道路は、
僕にトルコの文化を今を皮膚感覚で伝えてくる。
唯、広いアナトリアの大地、コンヤの平原は、他の国と国境を
接しているこの国の、ひとつの点、街にすぎないんだという
事を。


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