私と他人/
yamadahifumi
旋律が響き渡る時
時の鼓動が聞こえる
時間はいつも音もなく過ぎ去るが
それは「音」として現れざるを得ない
私には見えない無数の事が
私を取り巻いていつも私を
忘却の淵に立たせる
私がどんなに醜いか、私がどんなに美しいかを
ただ、私一人だけが知っているというのなら
他人とは一体、何なのか
それはもう一人の「私」なのだろうか
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