僕の街とAKB/番田
るAKBの握手会はどんな服を着て行こう。でもこの間は券を手に入れるためにCDを何枚も買った。そして余ったものはブックオフですぐに処分した。握手をして、その体温や汗を心から感じて、それでまあ、次の日から明るい毎日が始まるというわけでもないが、そういう輩はまわりに何人もいる。でも、AKBは当日は一体どんな気持ちで会場入りするのだろう。そして彼女らは一体どういった面持ちでオーディションを受けてデビューしたのだろうか。そんなことを考えていた。彼女らの母はそこで、娘をどんな気持ちで会場へと送り出すのだろう。もちろん、もうすでに一人暮らしをしているような子も中にはいるのだろう。けれど、夜眠るときにだけどこんな僕があの子の生活の役に少しでも役に立てたらいいなと強く思っている。だから、僕は、チオビタと、通の手紙を彼女に手渡そうと考えていた。手紙には、僕の精魂こめて書いた詩が一つ。僕のことを忘れないでほしいといった言葉を、応援の気持ちの一つとして、そこに並べ立てようかと考えている。
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