僕の街とAKB/番田 
 
を見た。僕が追い越していく時、ゴシックロリータ風の魅惑的な横顔を銀行のATMに映えさせていた。そうわからされた街で、コーヒーと、それから、それに入れる砂糖と、ツタヤではアダルトビデオを借りてこようかと思っていた。そして年末は、何もする予定がなかった。そして、誰に会うこともなく、またルーチンワークがはじまるのだろう。それについて、もう、何も思うことはない。また、肌寒い公園のベンチに腰を下ろし、ダンスの練習をする女の子の集団を見つめていた。僕の手にはコンビニで手に入れたホットドック。だけどケチャップが指に絡みついて、傷口にしみた。今自分の体は肉体のない骨そのものなのかもしれない。いつもそう思わされるA
[次のページ]
戻る   Point(1)