「生きとし生けるもの」/夜月 こころ
 


闇の世界が広がる海
一進に進む人々
彼らが向かう先それは光
いつか聞いた海の彼方に
宿る命があると

かつてこの世界には数多の神々がいて
命ある星に光を灯したという
太陽に照らされた青々とした大地、美しい花々
そして生物が生まれ、人という命が生まれた
人々は東西南北に分かれ、国を作っていった
やがて自由を求め争い始めた 
争いは何年も続いていった
森は破壊され、たくさんの生き物が死んでいき
大地は枯れていった

神々は星を守るため世界を闇に包んだ
光を失った人々は争いを止めた
静寂に包まれた漆黒の世界
やがて人々はいつ
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