「月光」/夜月 こころ
 
 

月光が差し込んだ窓で 
僕は手を空にかざしてみたよ
こぼれ落ちる光は昔の記憶
僕は見えない君の面影を抱きしめた
風に揺らめく水面(みなも)を見た 
僕の頬から一つ、雫が落ちた 
僕はこの雫が何かも分からずにただただ佇んでいたよ 
闇が怖かったんだ 孤独を恐れていたんだ 
隠し続けていた薄暗い思いが 傷口から溢れ出すようで、
軋む体は今も眠らない 時計の針が進んでいくように
季節は移り変わっていった

I loved you. It loved from the bottom of its heart.
永遠だと思っていた未来は 止まってしまった
過去の記憶は 今を繋ぎとめる 失ったものは
元に戻ることはないけれど、
君を愛 していたのは真実なんだ
僕は闇の中でいつか光を見つけられるのかな
再び瞳を開い て 未来を歩むことが出来るかな

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