「going my way」 /夜月 こころ
毎日を過ごしていく中で
小さな声に気づかずにいた
あるとき胸に響いた 空を駆ける音
思い出せない記憶の糸が
少しずつ繊細に解けてゆく
私は孤独だった 誰も知らない場所で
一人残されたように
けれど初めて 人を信じることが出来た
愛することを知った
あなたを想うと 雨上がりの虹のように
穏やかな気持ちになれる
抱きしめるとこんなにも 温かいんだね
愛することはこんなにも 愛おしいんだね
過去は私に何も教えない
けれどこれは生きた証で
私という欠片は今も此処で 息をし ている
星空に終わりなど無い 光を失わないように
いつか命が尽きるまで 苦しみも悲しみも
いつかは風になるのかしら
飛ぶ鳥のように 自由に羽ばたいてゆく
道はどこまでも続いている 私はもう振り返らない
これからの道を歩み出そう
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