17年前/コバーン
 
包み隠さず話すことにしよう

傲慢な魂が足早に歩く階段を
上っているのかはたまた潜ろうとする夕暮れか

どんなに怒鳴っても
高速の降り口では平静を保とうとする機微
許されない事や
周りが気づいていることこそが
貪欲に雪を降らせたり
たまに降る全身全霊を込めた雨が
コーヒーの缶や
遠鳴りの電線の氷の影や
木々の間を抜ける煙

大統領がキリストに宣誓しながら
戦乱の各地へ向かう
大陸からの黒い梅雨か

若い日々も
燃えすぎた瞬間も
わかってもらえない日々も
すべては自分の中にある

混乱は混乱の中にだけお前を抱きたい

誰も知らない場所で
聖歌を歌
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