書く動力 3/Dr.Jaco
時の間にか一周して
貴方の言葉が私の形を愛するのを
とにかく待ってるわ
(1986年2月・・・「B」をモチーフにした独り連詩の抜粋)
次に書いたのは6年前で以下の通りである。
「遣り取り」が必須である。読者の動的な触手の働きがあって始めて、その環境が
成立する。環境だけである。それで成功というのでもない。互いの遣り取りが失敗
するかもしれないのは当然と言ってよい。だから、「いいよね」だけの批評は、失
敗回避のための有効手段だが、所詮意気地なしのヒステリックな小声の叫びであり、
作者と読者の交歓は永遠に実現されない。ただ私は失敗ばかりで上手くいったと実
感でき
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