ひとりさみしい詩想いろいろ/クナリ
 
<沼>

いつでも死ねると思うから今日も生きていけるんじゃないかと
わざとらしくうそぶくあの人の言葉を
昔は笑ったり
ばかにしたりしていたのだけど

共感を求めたことなど一度もなく
自分の方が必ず他人よりも深い場所にいると
その思い上がりが修復されたのは
喪失のおかげなのだと
認めたくないままの
今このとき。




<共感>

趣味や食べ物やいろいろ
あなたの好きなものをひとつひとつ自分でも試してみて
自分もそれを好きになれた時の喜びときたらひとしおなのですが
あなたにはこのような喜びまでは
共感してもらえないのでしょうね

私があなたを想うのと
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