夕焼けより、夜明けに/AB(なかほど)
 
果てた瞳で
こおろぎを見つめるほどの
情も映えてこない瞳で
足並みは
揃わされてしまったのでしょうか
土から生まれた唄のように
いつまで経っても
詠唱の意味が
解けることはないでしょう
そして
スカボロー・フェアーは
終わる事を知りません
せめて
ハーブをちぎり
魂を
在るべき場所へ}



優しいひとびとに
優しい朝が来るように
願う

 

  
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