サウザンハーベスト/コバーン
 
背中から魂にかけて
羽が生える

手帳を破り捨ててコーヒーを沸かす
電卓であがりを計算し
海中で月の大気を求めた

カレンダーも
孤独もない
あるのはもちろん
言葉にならない雰囲気だけで
櫓をかき
のどから声を出す

心の中を鍛えて
刀を磨いて
喉はそのライムにメロディをつけるだけで
車を止めると
目を合わさずにお辞儀をする
煙草に火をつけて

背中から魂にかけて翼をもがれた

ロックも酒も
嫌悪されている

そんな恋だ













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