サウザンハーベスト/
コバーン
背中から魂にかけて
羽が生える
手帳を破り捨ててコーヒーを沸かす
電卓であがりを計算し
海中で月の大気を求めた
カレンダーも
孤独もない
あるのはもちろん
言葉にならない雰囲気だけで
櫓をかき
のどから声を出す
心の中を鍛えて
刀を磨いて
喉はそのライムにメロディをつけるだけで
車を止めると
目を合わさずにお辞儀をする
煙草に火をつけて
背中から魂にかけて翼をもがれた
ロックも酒も
嫌悪されている
そんな恋だ
戻る
編
削
Point
(5)