詩の感想/番田 
 
時があるのは、不思議だ。詩を書くことによって多くの人は否定の能力を身につけていくのではないだろうか。多くの人は、ノートの前でいつもと同じ詩を書こうなどとは、思わないだろう。180度違う方向に向かって書くような人もいる。そう考えると自分に対する裏切りが文章の中に誠実さをもたらしていくのではないだろうか。またひとつのリズムのようなものが体の中に意識されているとき書かれる文章の感じ自体が変わってくる。そう考えると、言葉自体が演奏と非常によく似た側面を持っているという風に感じられる。


最近、私は、友人とショートメールのやりとりをする機会があった。そこで、いろいろと感じたものがある。メールを送る際
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