小癪な段差/朝焼彩茜色
 
凡に生き抜きたくはない 滑稽な道にはバナナの皮が咲き乱れる
シリアスな持ち主故 そんな気分には成れない 慣れる気質もない
半分ジョーダンの段差は知っている 

つまずくんだ 小癪なその段差に

神経過敏繊細を美徳に隠さないと 生かせない業がある
神経鈍感天然もしかり隠さないと 様にならない姿がある

どうでもよい 小癪なその段差に

魂ごと疲れに力を注いでしまう愚かさの羽をつける 逃避の空へ
シリアスな持ち主故 開き直ることに 生まれる前まで遡る
莫大な時間を逆撫でしてでも 開き直らなければならない 開拓の扉

小癪な段差に翻弄され滑る輩 シリアスに涙が出る
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