幅跳び/
アルビノ
今日を飛び越えるのが
ひどく難儀だった
今日と明日の隙間に
いつも
片足をつっこんで、
もがきながら
渡る
昨日になっていく今日に
足首を掴まれ
連れて行かれそうになる
きみは笑うけど
切実な事
きみたちより
ぼくの明日は遠いようだ
飛べないぼくの
手を引いて
0時を越える時は
掛け声でタイミングをはかって
トリップなら得意なのに
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