えび料理/
遙洋
昨日
えびを袋詰めにして帰った
今日
生きているのはわたしだけ
そんな
圧倒的なわたしの
優勢がくりひろげられている日々
さびしい土地で同居しかけたえびをも
殲滅させるくらしを
うっかり
忘れて
そして
どうでもよいような人の
名前を思い出そうと
半日程
むだにすることもある
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