緞帳芝居/
もっぷ
夏が残っているよと偽りを言って朝顔の写真を友人に見せた本当は初夏の写真なんだけどみな信じて、感慨深そうにしている いまさらこれは…と打ち明けることもできずにしまったな、と内心は罪悪感でいっぱいとなった 「ウソはいけない」と、それときょうの日付だけを記し、ノートを慌てて閉じてそしてゴミ箱へ投げ入れた 真新しいノートだった、さてここまででいったい、ウソはいくつあるでショー (幕)
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