夏につくったいくつかの歌/bookofheaven
 
「夏蝉」
念仏を唱えつ逝くや 潔し 路上とて悔やまず 山野をも望まず


「バスで見かけた女の子」

セーラー服の 襟に流れるは玉石か おさげを結わう 指の小さき

光差し込むバス中で 揺れる黒髪結う指の まろきちいさき 瑞々しさよ
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