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きるぷ
昔よく積み木で遊んだ。ぼくは好んで城を作った。敵に見立てたプラスチック製の小さな人形を、幾つも城の周りに配置する。そしてぼくに見立てられたやはり小さな人形は、城の奥で彼らの襲来を迎撃すべく備えていたのだった。コーヒーカップの表面に照り返る電球が揺れるのを見ていたら、そんなことを思い出した。積み木は星の配置に絵を見出す作業にすこし似ている。そんな連想をしながら、星座を見出したひとたちの想像力のことを思った。
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