「日常」 /
夜月 こころ
日常は駆けてゆく
羽ばたく翼は海を渡る 惑星に映る影
空のベール 明け方の月 水面に写る白い裸体
心音が身体に響く そっと触れた
言葉とは無 足音が近づいていく
誰も知らない街 人混みのエンドレス
色彩は目まぐるしい
閉ざされたまま 機械的に動作してゆく
研ぎ澄ました耳元に風 世界は変化し
一瞬、時を越えた 闇は星を飲み込んだ
紙切れの如く やがて逝く瞬火の群れ
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