「命」2題  〜四つの行詩より〜/龍九音
 
「灯火」

灯火を覆う手に力を込める

辛くても苦しくてもこの手は離さない

自分で吹き消す勇気なんて勇気じゃないんだ

この灯火を必要としてる人が必ずいるのだから・・・



「旋律」

目を閉じて 人差し指と中指を手首に当てる

いつものように同じリズムの拍動

エイトビート8小節の命の旋律

孤独な時は命のメロディを聴くのも悪くない
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