小鳥のように/yamadahifumi
 
している時に

自分自身をどこかへと落としてしまった一人の人間とは一体、何だろうか?

・・・今、僕はふいに外へ出る

扉を押し開いて、外へと出る

外には軽い雨が降っているが、その上から陽光も照っている

午後になれば、完全に晴れになるだろう

そう思いながら、僕は近くのコンビニへと行く

そこの店員がいつものように機械染みていたとしても

やはり、僕はどこかへ行く

もう鳥籠の中を点検し尽くした

一匹の小鳥のように
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