いいともだって/八男(はちおとこ)
おとなのサングラスをこっそりかけてみて
タモリと言ってみたものだ
街の風景は 基本的には変わらず あとは そこを 行ったり 来たり
じいさんや ばあさん が たくさん死んでいっても
笑っていいともは 昼に やっているものだった
田舎には いろんな 風邪 みたいなものがやってくるけど
やっと 笑っていいとも とか タモリとかいう風邪みたいなものが
たんぼから 道から いなくなって
そこを だだだだ だだだだ と いつものように
新幹線が 走っていく
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