今日、狂、興爛La/xxxxxxxxx
決められた路しか走れない鉄の匣の中に
小さな蝶が迷い込んで、ふいに私は其れを掴んだ。
翅を?ぎ、手足を?ぎ、壊さない様に、そっと、そっと、
のたうつことしかできない、木偶を作ったんだ。
私は其れを小さな保存瓶に入れて“飼う”ことにした。
すこおしだけ、蜜を入れてやって、壊さない様に、そっと、そっと。
嗚呼、これが人間だったら如何だろう? 私は考えた。
少しだけ変わる景色だけを眺めて、何を思うだろう? 私は想像した。
すると如何だろう、決して同じではない
毎日の景色、香りが此奴めには残されていた。
もっと、もっとみじ
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