レール/
石田とわ
交わらない
レールのようなもので
いいのです
どこまでも平行線
おなじ景色を観て
それぞれの思いがあり
それがひとつでなくても
しあわせなのだと
目にする景色が
おなじなだけで
しあわせなのだと
そう思うのです
交わらなくていい
傍らにいたいのです
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