静止/梓ゆい
 
小さな灯りにため息は漏れて

不安だというように

二つの瞳は一点を見つめる。

手をつなごうと差し出せば

暗闇の中で迷子になり

泣いてしまう私がいる。。

(大切にしたいと願うのならば、意識は働くのだろうか・・・・?)

「好き。」とも言えず

抱えた心に潰されながら

繋がりを手繰り寄せようともがいてみる。。

(一人の時間は、内面対話。)

孤独を抱きとめられるのなら

透明な壁に、亀裂が入る。
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