さよなら、エヴァーグリーン/ブルーベリー
ていたんだ
だけどそれは折れてしまって
歌うように笑ってみたって
君はどうにもならない運命とか、
神様なんてのに怒ってるんだろう
―暗闇が食べちゃったから、
もうわからなくなっちゃったけど、さ。
君は泣く必要なんてない
僕の指先が震えて上手く掬えなかったら
代わりに誰かに食べてもらっておいでよ
だからお願い もう離して、
さよなら、は いつだって口を開けて待ってたんだ、
ほんとは知ってたんだろう
君は賢いから
上手く忘れてくれた頃に
また君の名前を呼びに行く
何度だって忘れてくれよ
また笑顔を渡しに行くから
(だから、それまで待っていて)
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