挫折/梓ゆい
 
失うものの重みに、泣き崩れる。

見なかったものが、見えるとき

恐怖が沸き上がるのか?

無にした心を労るように

微笑みを失えば崩れてしまいそうで

何も考えずに音楽を流す。

「追い求めたものは何か?と聞かれても…答える事が出来ない…。」

手にした喜びを思い返し

問い掛けてみる…。

(そこには、何も無い…。)

辿った日々の重みだけが

静かに語り掛けてくる…。

諦めるのは、容易いと

逃げていった人々は軽蔑の中で

破壊と絶望を恐れた…。。

失うものに

人生が詰まっている…。

心に落ち着きが生まれるとき

全てを悟る人は

無意識の涙を流す…。

(失うものに、人生が詰まっている…。)

涙は、後悔に変わり

眠りに付くまで

心を食らい尽くす…。。

(泣いて・泣いて、言葉を吐き出した分思考を始めれば、生まれ変わろうとする自分がいる…。)

ココニ、イタイ…。

ココニ、イタイ…。

骨を落とし

証拠を、残す迄に…。
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