この詩読んでいいとこ悪いとこ教えてくれませんか/レシート
月夜、吠える 明日おばさんは僕から顔を背けるだろう
世界の果てで ダンス ダンス ダンス
慎重に「型」になぞらえて 身体を移して
タン・トン・タン・タタン 単純に力強く
太平洋のド真ん中 一人貝を採る
深海に向かって潜っては浮上り
息を求め浮上ってはまた潜る
神秘の前に立って 手を合わせるだけでは足りないと気付く
反復する行為の中でだけ俺は自由になれる
カミの入り口に立つ午後
天が俺を見ている
海の底の方からも俺を見つめている奴がいる
俺は泣きたくなる
彼らと一緒になれないからだ 全てさらけ出せないからだ
俺の罪が俺を強ばらせる
世間が決めた罪だ 俺が受け入れた罪だ
岸辺に戻る体が憂鬱だ
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