L.A.B.編/由比良 倖
 

この孤独な心は
天使を求めている。
沈静された心には
何もかもが痛い。

死ぬときも今日みたいに痛いんだろうか?


何も付け足すものがなく
このまま死んでもいい

切るためだけに生きてきた
生きがいを失った。


巨大な生物が私の足跡を
次々と埋めていく
振り向くたびに整地された土地が
私に「死ね」と命じる。


私は今10万円を持っている。

とても とても 不便な気持ち。


きれい好きな悪魔さんがいましたので

そういうのは無しだよね?


私には好きな音楽がある。

それって不幸じゃない?
あなたたちに言
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