おどろう/
七尾きよし
いまさらのように
いきる意味を求めて
精神の荒野をさまようきみは
世慣れした営業スマイルの中で
歯ぎしりギリリと
きしませいきてます
まわりつづける歯車は
どこへもいかず
一日またいちにち
古ぼけていく道をゆき
なでるんです
ぼくはそんな歯車を
なでたいんです
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