不如意な恐ろしさ(アスパラガスさん讃2)/渡邉建志
、この高貴なわけのわからなさ、
をわけの分からないと言ったら負け、感
なんで、なんでなのさ。
「一枚の紙をかぶせた
すぐ逃げた
はやかった」
このはやかった、という描写と感想の合いの子のすばやさ。
それが、さいしょの印象。
それだけのためにほかもあって、でもほかもなければいけなくて、
でもほかは主張してはならず、ただ、ある、高貴なわけの分からなさと、
過度でない音楽やリズムとして。
「朝がらくたを拾うわたし
おおきな車に追われて走る」
なんでがらくたを拾うのに追われているの。
ごみ屋さんなのかしら。
「きみの声はしゃがれ
7月のとかげ
波に
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