ぽ ん や り 。 /北街かな
そこはかとなくぽんやりとゆめをみていたのです
ぽんやり?
ぽんやりです。
なんと、それはどのようなヤリなのですか。
ごせつめいいたします。
あれは今から……
ごまとありが砂漠のうえで熾烈な戦いの日々を送り、ついに花びらがはらはらとしょうりした翌日の昼が木星のまんなかに急速に落下してのちの23兆459億9万120日後のことなのでした。
おなかがすいたのでテントとぼろきれを食いました。胃が壊れるのと同時に砦と城壁がプリンになりました。ついでに食ってやりました。国が滅び、島が沈みました。すると大陸が浮かび上がりました。ときはなたれたのです! おめでたいことだ。
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)