ユニ・リ・バース・リ・クエスチョン ?/北街かな
 
てすっかり塞いでしまいたくなるのですか?
ただ声も枯れるまで走って歌うふりして泣いて叫んだんだ

ただ、その時にだけ空になる
鳴る、きっと星にも響いたのかな
猫の悲鳴じみた実在感
朦朧として薄弱な感情論
どうして? いつまで? どこまで続く?
どうして世界は? 気持ちが逸るだけの疑問形、に

何もない通常の昼下がり、
空の果てで散り散りになる私の体が見えたんだ
そこが宇宙か恒星の内側か、夜が更けても依然不明で
闇が朝になる、ただ続いていく
どうして?

ただ、その刹那に宇宙になる
或る、たとえば君にも聞こえているか?
猫のつめあとにえぐりこむ現実感
間断なく降りそそぎ満ちていく現象論
どうした? いつからだ? 続いていける?
どうして君はさ? 気持ちが逸るだけの疑問形、に、
仮定形、に、
結論するのが恐ろしくてずっと鳴き叫んでいるんだ
爆発している恒星を
指先の衝動を打ち寄せて
曖昧なものに触れては鼓動を揺らし
愚かな空間移動を繰り返す

続く リ・クエスチョン
指先の衝動に触れる、その恒星に
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