輝き/
ロドリゲス
夢だとすればそれはとてつもなく残酷で
現実だとすればそれはとてつもなく突然で
求めていたはずなのに
焦がれていたはずなのに
近づけそうになると怖くて震えが止まらない
手を伸ばすと触れられず
泡の様に消えてしまいそうで
何もできず苦しみにうずくまるだけ
張り裂けそうな胸を抱えて
闇の中から見上げる光は
いつものように遠くで煌めき
暖かそうに輝いている
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