Love letter/石田とわ
 
 秋風に頬を染めあげ吾亦紅 小首をかしげあなたを呼んだ


 かくれよう さぁかくれよう、さみしさがやってくるまえ眠りのなかへ


 疲れたと膝を抱えるきみのそば あしたのそらの尻尾をつかむ


 その背中わたしの頬の置き場です 闇にまぎれてそろり抱きしめ


 それからね、ぬくい毛布になりたいのくるんと包んでぎゅっと抱かれて





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