夜もなく陽は昇れない/ゆったいり
地面を這いずり回るよりほかない時が
確かにあるのだ
それでも自分というものは
否定をされては動けない
星の光を失った街
無理に明るくすることは
暗さを否定することで
痛みの先に強さを
苦悩の向こうに美しさを
僕は前を向くことや、
愛や感謝は大好きだ
暗きに月は輝いて
夜もなく陽は昇れない
決めつけたらおしまいだ
苦しみを昇華できたなら
試練に感謝できたなら
そう、前を向けたなら
そこかしこ
無限にただよう
愛を受け取ることができる
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