女房のパンティ/
花形新次
風呂場においてあった
女房の使用済みパンティ
あたりを気にしつつ
手にとって
グフフと笑いを噛み殺しながら
鼻に押し当て
胸一杯にその芳醇な香りを吸い込むと
下着泥棒だったあの頃が思い出されて
懐かしさに涙がこぼれる
いや、寧ろ
今更女房のパンティで興奮している
自分の変態さ加減に
感動は十倍返しだ
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