個人的な風葬地帯/ねことら
 
割り切れる日だね、せかいじゅうのひとをはんぶんにわけて、昼チームの人と夜チームの人ではんぶんずつ今を分け合って、互いに昼のくうきと夜のくうきを雪合戦みたいになげあうの、負けたほうが金輪際しにたえて勝ったほうのリ・コピーとして生きていくの、わたしは夜チームに入れるけれど、きみならどうする?




ミニマムに制御した愛があふれても
すべては地球規模のつくりごと
何度目かのリ・コピー



きみは、キーレスのドアを背に
澄んだみずたまりへ軽石をうかべる
ぼくたちの歩幅のために
どこまでもつづくからっぽの余暇のために












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