君は僕の親友/yamadahifumi
幻影においすがるのもやめてもらう
君がもし、真摯に本物の君自身が映る鏡の前に立てば
そこには何が映る?・・・目をそらすのはやめてもらおう
君の財産も金も性別も地位も貧しさも容貌も何もかも
君の全てを語るには足りないはずだ
・・・希望を語るのはやめてもらおう 同じように
見せかけの絶望を語るのもやめてもらおう
・・・君には何が残る?
・・・全ての無常なものを消し去った時、君には何が残る? (そしてその時は必ずやってくる)
もし、君がその鏡の中に
この宇宙のような本物の虚無を見たとしたなら
その時から君は
僕の親友だ
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