もし、そんなことをしたら…/ホロウ・シカエルボク
とだけ書いておこうかとかそれとも
洗いざらいぶちまけてスッキリしておこうかとか考えるに考えて
考えあぐねて結局何一つ実現しないままなのだ
面倒になって結局投げ出す
デッドの辺りまで早送りするということはどんな御託並べたって
とどのつまりは面倒になって投げ出すっていうことに他ならないのさ
とどのつまりって漫画あったなぁ
夜間飛行の飛行機の点滅が星座に紛れてる
十六夜の月が白く光り過ぎてる台風のあとの夜
びっくりするくらい帰り道が冷たくてさ
ああ秋が来たんだと思った
びっくりするくらいの秋が来たんだって
もう少しの間窓辺に腰を下ろしているから
もしも誘ってくれるつもりなら窓の下まで来てからアクションをしてくれよ
そいつが面白いかどうかで乗っかるかどうか決めるさ
だけど一度始めたら
中途半端にスイッチをオフにしたりするような真似は
絶対にしちゃあいけないよ
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